【大学生注意】50万円の投資USB商材を紹介された話【詐欺】

この前ぼーっとTwitterを眺めていたら、投資USB詐欺にあった大学生の声を紹介するツイートが流れてきた。

「自分も紹介されたなぁ」と大学3年生だった頃を思い出したので、せっかくだから記事にしたい。

  • 今まさに高額なUSB商材の勧誘を受けている人
  • これから知人を勧誘しようとしている人

はぜひ参考にして欲しい。

目次

投資USB詐欺とは

知っている人も多いと思うんだけど、投資USB詐欺は投資に関する教材をUSBメモリに入れて、それを高額な料金で買わせるという手法の詐欺だ。

ちなみに教材のラインナップはFX、バイナリーオプション、日経225先物取引といったように様々存在する。

人からの紹介でこの辺の名前と高額な商材の話が出たら100%詐欺だと思っていい

USBの中には投資に関する教材が入っているが、その教材通りに投資を行なっても勝てないのが実情だ。

そこで、大きく勝つには投資元本を増やす必要があるとしてUSBメモリを高額で売る。

投資で勝つよりも売却益の方が高い(そんな簡単には勝てない)ので、どんどん人に紹介してUSBメモリを購入させることに目的がすり替わってしまうんだ

ターゲットは若者

ターゲットは大学2〜3年生という、成人したばかりの若者を中心に行われている

若者がターゲットになる理由はシンプルで、社会人よりも圧倒的にカモにしやすいからなんだ。

20歳になると法律の保護がなくなり、あらゆる契約を親の承認なしで行えるようになる。

しかし、成人したばかりの20歳21歳なんて法律に守られている18歳19歳とたいして変わらない。

稼ぐことのしんどさを知らない若者であれば、うまい話をちらつかせればカモれると思われているから狙われる

詐欺の勧誘手口

僕が受けた勧誘の手口は4ステップで構成されていて

  • 知り合いから連絡が来る
  • 知り合いから偉い投資家の人を紹介される
  • 偉い投資家からUSB商材の存在を知らされる
  • 偉い投資家から学生投資家を紹介される

といった感じだ。

順に紹介していきたい。

知り合いから連絡が来る

ある日知り合い(以下Aとする)から普通に連絡が入り、ご飯に誘われる。

高校の部活仲間として普通に仲良くしていたやつだったので、二つ返事でOKした。

僕の場合は普通に仲がいいやつだったので良かったが、めちゃくちゃ久しぶりに連絡がきていきなり会おうとしてくるやつがいたらそれは要注意だ。

投資USB詐欺ではないにしろ、ほぼ100%連絡してきたやつにメリットがある話を持ちかけられると思っていい。

本当に会いたい人以外であればこちらが時間を作る義理もないので、NOと断ろう。

知り合いから偉い投資家の人を紹介される

話が逸れてしまったので本筋に戻そう。

いつも通り彼女ができない愚痴を聞きつつ、好きな人へのアタック方法の相談に乗っていたら、急に投資に興味がないか聞かれた

いわく、Aは最近始めた投資で利益を上げつつあるらしく、僕と一緒に稼ぎたいというのだ。

儲かるならぜひ話を聞かせてもらおうかと意気込んだところ、Aに投資を教えている偉い投資家から話を聞くことを勧められた。

「いや僕はAから話が聞きたいんだが」と思ったが、何やらすごい投資家らしいのでとりあえず会って話を聞くことにした。

偉い投資家からUSB商材の存在を知らされる

待ち合わせ場所は恵比寿ガーデンプレイス。

非モテ男子大学生には似合わない場所でAと待ち合わせた僕は、偉い投資家が待つウェスティンホテル東京へ。

ホテル新御三家の一角で待っているあたり、さすが偉い投資家だなぁと思いつつAと共に向かった。

そこにいたのは、見るからに高そうな服を着て、見るからに高そうな靴を履き、見るからに高そうな腕時計をした、見るからにお金を持ってる30代前半の男性だった。

最初は就職に関する話から始まり、「就職したらしんどいよね〜」お金あったら自由に暮らせるよねみたいな話から「学生のうちからお金を増やす方法を身につけないとダメだよ」というように展開していく

実際お金の知識を身につけるのは大切だし、論の展開としては違和感を覚えなかったので「そうですねぇ〜確かに〜」と話を聞いていた。

そして、お金を増やす重要性を認識させたところで投資USB商材の話が出てくるんだ。

もう5年前の話になるから細かい内容はあんまり覚えてないんだけど、「このUSB商材を購入したらこんな感じで勝てる」というようなことを資料を使ってひたすら説明される

それっぽいグラフと数値を見せられたけど、投資初心者に投資の専門用語バリバリで話されたところで理解不能だったので途中からほとんど聞いてなかった。

最後にズバリ金額を伝えられる。その額なんと50万円

この時点ですでに心のシャッターが閉まりかけていたんだけど、トドメを刺されたのが購入資金の調達方法。

学生ローンを組めばいいと言われ完全にシャッターがしまった。

偉い投資家から学生投資家を紹介される

僕は偉い投資家と話した時点で心のシャッターが閉まったので、学生投資家には会っていない。

紹介はされたが、学生にローンを組ませるなんてとてもまともには思えなかったので連絡もせずに関係を切った。

知り合いAとの関係

USBを紹介してきた知り合いAとは今でも友人として付き合っている。

高校の部活仲間で集まるときには必ず声をかけているし、参加して欲しいと思っているけど、年に一回全員で集まるイベント以外の参加率が激減した。

後から聞いた話だけど、どうやらAは僕以外の部活仲間にも声をかけていたらしく、詐欺に加担していた部分に負い目を感じているんじゃないかと思う。

誘った時は本気で稼げると思っていたとは思うけど、実は自分が詐欺に加担していて、被害者にもなっていたことを知った時から罪悪感が芽生えてしまったのではないかと思う。

財布も人間関係も壊れる

こんな感じで、知り合いAは学生ローンで財布が破壊され、自責の念で友好関係を自ら壊してしまったと思っている。

今声をかけられて迷っている方は、自分を友人を守るためにもキッパリ断ってほしい。

被害に遭ってしまった人は友人を誘うのではなく、頼るという形で連絡してほしい。

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この記事を書いた人

トミオです。人事、エンジニア、人材営業を経て人事に戻ってきたアラサーサラリーマンです。バイクやホテルを中心に、役立つ情報を発信していきます。

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