僕はずっとiPhoneを使っていて、Androidはカクカクして使いづらいという偏見があった。が、そんな偏見は24,680円という格安Androidスマホに覆される。今回は、僕の「Androidは使えない」という価値観を覆してくれた Redmi Note 9S を紹介したいと思う。
24,680円という安さでめちゃくちゃ使えるスマホなので、ぜひ見ていってほしい。
この記事は
- 格安スマホって実際どうなのか気になる人
Redmi Note 9s の使用感が気になる人 - 3万円以下のAndroidが使えないと思っている人
といった人たちにおすすめです。
Redmi Note 9S のスペック紹介【安いのに付加価値たくさん】
まずは Redmi Note 9S がどんなスマホか知ってもらうために、各種スペックを紹介していく。
カタログスペックは下記の通り。
メモリ | 4GB / 6GB |
ストレージ | 64GB / 128GB |
金額 | 24,680円(64GB) / 29,800円(128GB) |
画面サイズ | 6.67インチ |
重量 | 209g |
バッテリー | 5020mAh |
カメラ | リア:4800万画素 / フロント:1600万画素 |
セキュリティ | 物理指紋センサー |
おサイフ | なし |
CPU | Snapdragon 720G |
上位モデルが29,800円で普通に使える
Redmi Note 9S は2020年に中国のメーカーXiaomiから発売された新しいスマホなんだけど、新品で30,000円を切ってくる爆安価格が懐に優しい上に普通に使えてしまう。
「安いAndroidは使えない」というイメージを持っている人は多いと思うんだけど、Redmi Note 9s はそれをぶち壊してくれる格安Androidのメシアなんだ。
iPhone使用者「スマホ変えたいけど新しいiPhone高いんだよなぁ」
という人にもおすすめできる。
4GBメモリ64GBストレージ、6GBメモリ12GBストレージ
Redmi Note 9S には2種類のモデルがあり、当たり前だが4GBメモリ64GBストレージの方が安くなっている。
価格差は約5,000円だが、個人的には4GBメモリ64GBストレージで十分だと考えている。
すなわち24,680円で購入できる。
メモリは4GBもあれば日常利用(3Dゲームをしない)で不自由することはないし、ストレージに関してもmicro SDを活用することで増量することができる為、とりあえず64GBといった選び方で問題ないと思う。
micro SDを使うのが面倒、5,000円位なら上位モデルがいいという人は6GBメモリ128GBストレージを使えばいい。
見やすい6.67インチ大画面ディスプレイ
6.67インチディスプレイの最大の魅力は、なんといっても画面の見やすさだ。
大きいものは見やすいという、小学生でもわかる単純な魅力だが、これが意外と大きなインパクトを発揮する。
僕はiPhone7とRedmi Note 9S を併用しているが、iPhone7の4.7インチディスプレイと比べると見やすさに圧倒的な差がある。
写真はみんな大好きトミオマガジンを表示しているんだけど、どちらの方が見やすいかは一目瞭然だと思う。
左側のRedmi Note 9S はカテゴリの下に1記事と、さらにその下の記事まで半分ではあるが表示することができる。
一方右側のiPhone7はカテゴリのみの表示となっていて、ページを表示した時に入ってくる情報量に差が生じていることがわかる。
記事一覧を表示してもその差は明確で、Redmi Note 9S はiPhone7よりも+2記事多く表示されている。
この視認性の高さはRedmi Note 9S の魅力の1つだ。
2日保ちする5020mAhのバッテリー
Redmi Note 9S は5020mAhの大容量バッテリーを搭載していて、非常に充電保ちがいい。
見出しの通り、僕がRedmi Note 9Sを充電するのは3日に1回程度だ。
そんな僕は
- 通勤の往復で動画視聴1時間
- 会社の休憩時間にブラウジング45分
- その他自宅使用(動画やSNS)1時間
といった感じで1日3時間は使っている。
この時間が多いか少ないかはわからないけど、これくらいの使用であれば充電は2日間保ってしまう。
もっとハードに使う人であっても1日で充電が切れる心配はないので、モバイルバッテリーとおさらばできる。
Redmi Note 9S の美しいデザイン
この外見を見てほしい。光を反射する美しいガラス仕上げは、これが3万円以下のスマホだということを微塵も感じさせない。
これはインターステラーグレーという色なんだけど、グレーというよりは落ち着いた青って感じ。
光沢感のある背面とは対照的に、側面は落ち着いた仕上がりとなっていて、
指紋センサと音量調整ボタンを搭載している。
指紋センサは下、音量調整は上のボタンになる。指紋センサは電源ボタンも兼ねる。
底面にはイヤホンジャック、type-c、スピーカーがついている。
有線イヤホンを愛用している人には嬉しいだろう。スピーカーの音質は正直それほど良くない。音がこもった感じがする。
カメラのでっぱりは純正ケースでケア可能
デザインで気になるのはカメラの出っ張りだ。
どれくらい出っ張っているかというと、
これくらい。だいたい50円玉1枚分と同じくらいだと思ってくれれば大丈夫だ。
これをそのまま机の上に置くと
こんなに傾いてしまう。
しかし、Redmi Note 9S は購入時に純正ケースがセットになっているので、それを付ければ
ご覧の通り。しっかりカメラを保護してくれる。
ちなみにカバーがある状態で机に置くと
こんな感じになる。
Redmi Note 9Sのカメラレビュー
Redmi Note 9S の最大の魅力はこのカメラだろう。
背面には4800万画素を含む4眼カメラを搭載し4800万画素、標準、広角、マクロ、の4つのモードを使い分けることができる。
4つのモード全てのクオリティが高いので、実際に撮影した写真を見て欲しい。
なお、Redmi Note 9S のロゴを外してある写真も何点かあるがご了承いただきたい。
標準レンズ
まずは最も使用率が高い標準レンズから紹介していく。
カメラを起動してシャッターを切ればこの写真を撮ることができる。
3万円のスマホカメラとは思えないクオリティの高さだ。
夜景はこんな感じ。
通常モードで夜景を撮影すると若干ぼやけた感じになる為、夜景モードの使用を推奨する。
夜景モードの写真は後述する。
広角レンズ
広角レンズの画角はこんな感じ。
先程の標準レンズ昼間の写真と比べるとだいぶ広い範囲を撮影できているのがわかる。
ちなみに夜使うとこんな感じ。
一層暗くなり画質も荒くなってしまう。夜景の撮影で広角レンズは使えないといっていいだろう。
とはいえ、Redmi Note 9S の広角レンズは非常に広範囲をカバーしてくれる為、昼間の撮影であれば常用できるレベルと言っていいだろう。
おしゃれなカフェでインスタ映えするスイーツを撮る際に、スマホをずいぶん高い位置まで持ち上げて撮影した経験はないだろうか。
そんな時は、Redmi Note 9S の広角レンズを使うことで手元でしっかり全体像を捉えることができる。
マクロレンズ
マクロレンズを使用すると、被写体に近づいて撮影する接写が可能になる。
これは2センチ程被写体に寄ってマクロレンズで撮影しているんだけど、
標準レンズで撮影した写真よりもぬいぐるみの毛を詳細に撮影できている。
IKEAのでかぬいぐるみかわいいよね。
4800万画素レンズ
ここからはRedmi Note 9S カメラの推しポイント、4800万画素レンズで撮影した写真を紹介していく。
標準レンズの昼間より曇っているため画像は暗いが、細部までしっかり撮影できている。
水溜りの質感もしっかり描写できている。
イルミネーションはもちろん、水面に映る光も鮮やかに映し出している。
4800万画素で撮影した画像はだいたい14〜20MBほどのサイズになる。これは標準レンズで撮影した時に比べ約2倍の大きさだ。
ファイルサイズが大きい分、標準レンズで撮影した時よりも鮮明で綺麗な写真を撮影することができる。
なお、4800万画素で撮影する際の画角は標準レンズと同じとなる、広角撮影はできないため注意されたし。
夜景モード
標準、広角、4800万画素と、ここまで「昼間なら十分使えるカメラ」ということはわかっていただけたと思う。
だが、Redmi Note 9S のカメラはそれだけでは終わらない。
夜景を鮮やかに撮影することができる「夜景モード」を搭載しているんだ。
ここからは、夜景モードで撮影した写真を楽しんでいただきたい。
3万円以下のスマホで撮影されたものとは思えない仕上がりだろう。
この夜景モードこそ、Redmi Note 9S のカメラ最大の魅力であると思う。
Redmi Note 9S の良いポイント
画面サイズ、デザイン、カメラと紹介してきたが、ここからはそれ以外の良いポイントを紹介する。
Redmi Note 9SはP2i防水に対応
Redmi Note 9S は防水にも対応している。一般的に防水と言えばIP防水だが、Redmi Note 9S はP2i防水という独自規格に対応している。
僕はお風呂で動画を見たり音楽を聴く為に持ち込んでいるが、今のところ不具合は出ていない。
お風呂で濡らさないように使う分には何も問題ないだろう。
Redmi Note 9SはSIMカード2枚とmicroSDが入る
SIMカードが2枚入るということは、Redmi Note 9S 1台で電話番号を2つ管理することができるということになる。
仕事とプライベートで電話番号を2つ保有している人も、スマホを2台持つ必要がなくなるんだ。
Redmi Note 9Sはセカンドスペース搭載
仕事とプライベートでスマホに保存するデータを分けたいという人もいるだろう。
確かに、休みの日に仕事で使う画像やデータが目に入ると億劫な気持ちになる。
そんな時はRedmi Note 9S のセカンドスペース機能だ。
セカンドスペース機能とは1つのスマホの中にもう1つ新しいアカウントを作成することができる機能で、1スマホに1アカウントという常識を覆してくれる革命的な機能なんだ。
2つのアカウントを切り替えることで、実質2台のスマホを1台で扱うことができる。
アカウントの切り替えも簡単で、別の指紋を登録しておけばスリープ状態からでも一発で切り替えが可能だ。
仕事とプライベートでデータを使い分けることもできる他にも、子供にゲームをさせる等、スマホを他人に貸す機会が多い人に非常におすすめである。
あらかじめ人に貸す用のアカウントを作成しておけば、見られたくないデータを見られる心配もなくなるし、大切なデータを削除されるリスクも回避できる。
Redmi Note 9Sはデュアルアプリ搭載
「仕事でもLINEが使えたら便利なのになぁ」
「でもスマホを2つ持つのは面倒くさいなぁ」
そんな声にお答えしてくれるのがRedmi Note 9S のデュアルアプリだ。
デュアルアプリとはその名の通り、本来1つしか使えないアプリを複製することで、2つ使えるようにするという機能だ。
この機能があれば、Redmi Note 9S 1台で2つのLINEを使うことができる。
仕事でもLINEを使うことができるようになるので、連絡がスピーディかつフレキシブルに行うことができるようになる。
もちろん2つLINEアカウントを使うには2つの電話番号が必要になるので、それは注意してほしい。
Redmi Note 9S のイマイチポイント
もちろん、3万円以下なので良い点ばかりではない。
そこで、ここからはRedmi Note 9S のイマイチなポイントを紹介する。
おサイフ未対応
これは個人的にかなり残念なポイント。
スマホのおサイフ機能は一度使うとその利便性に感動し、生活に欠かせない程のインパクトを与えてくれる。
財布から現金を出す必要もなく、ポケットからスマホを出してかざせば決済が終了するのは便利すぎる。
Redmi Note 9S は残念ながらこの機能を搭載していない。
とは言え、現在はQRコード決済も普及してきているので、人によってはそこまでデメリットにはならないだろう。
そして、Redmi Note 9S のメーカーXiaomiが日本向けにおサイフ対応スマホを出すと公式に明言してるので、今後の新機種には搭載が期待ができる。
ボタンショートカットの感度が微妙
Redmi Note 9S は「カメラ起動」や「スクリーンショット」をショートカットを設定することで簡単に行える。
僕はそれぞれ
- カメラ起動→電源ボタン2度押し
- スクリーンショット→3本指で下にスライド
という風に設定しているんだけど、最初のうちはこれがなかなかうまくいかなかった。
カメラを起動する時は2度押しのタイミングが遅くて普通にスリープになったり
スクショを撮るときは普通にしたにスクロールしたりといった感じだった。
今ではコツを掴んだ為ミスは無くなったけど、最初は苦戦すると思う。
あと、カメラ起動に関しては、裏で他のアプリを走らせている(YouTubeを再生しながら等)時は起動まで一瞬タイムラグが発生する。
こういうところは24,680円っていう値段なりなのかなと思う。
【総評】安くて普通に使えるスマホが欲しいならRedmi Note 9S 一択
とにかく安くて日常利用ができるスマホが欲しい人にとっては、Redmi Note 9S これ以外にないという完成度だろう。
- 6.67インチの見やすいディスプレイ
- 高級感のあるデザイン
- 標準、広角、マクロ、4800万画素に加え、夜景を鮮やかに撮影できるカメラ
これほどの機能が24,680円で手に入る。
おサイフに対応していないという点が気にならなければ、Redmi Note 9S を購入してもらえれば間違い無いだろう。
使えるスマホは高いと思っている人、安くて新しいスマホが欲しい人、非常におすすめだ。
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