M1チップ搭載Mac Book AirとMac Book Pro比較する【違いは3点】

新しいパソコンが欲しい。動画編集もするからできるだけ高性能なやつが。でもお金はあまりかけられない。そんな時に舞い込んできたBig NewsがM1チップ搭載の新型Mac Book発売だ。これは買うしかない。意気揚々とApple公式サイトにアクセスしたところ新たな悩みの種が生まれた。AirとProどちらを購入すべきか、と言う悩みだ。高い買い物なので後悔はしたくない。ということで文章化してこの悩みに決着をつけようと思う。

この記事は

  • M1 チップ搭載 Mac Book Air と Pro どちらを買うか悩んでいる方
  • パソコンよくわからないけど新型 Mac Book が気になっている方

の参考になると思います。

目次

M1 Mac Book Air と M1 Mac Book Pro 比較【ポイント3つ】

まずは2機種のスペックを簡単にまとめる。

AirPro
CPUM1M1
GPU7コア/8コア8コア
メモリ8GB8GB
ストレージ256GB〜/512GB〜256GB〜/512GB〜
重量1.29kg1.4kg
バッテリー持ち18時間の動画再生20時間の動画再生
キーボードTouch ID センサー
Touch ID センサー
Touch Bar
冷却ファンなしあり
価格(税込)115,280円/142,780円148,280円/170,280円

今回はカスタマイズを必要としないモデルで比較をする。AirにはGPUが7コアの下位モデルも記載している。上表の通り、Air と Pro の大きな違いはTouch Bar・冷却ファンの有無とバッテリー駆動時間だ。

重量は0.11kg(110g)しか差がない為、無視しても問題ないだろう。PCの性能を左右するCPUについても両者ともに M1 チップを搭載している為 、Air と Pro で大きな差はない。

つまり、AirとProを比較する際に決め手となるのは、「Touch Barと冷却ファン、バッテリー2時間に価格差分の価値を見出せるか」となる。気になる価格差を改めてまとめると下の通り。

  • Air7コア VS Pro 256GB(512GB)= 価格差33,000円 (55,000円)
  • Air8コア VS Pro 256GB(512GB)= 価格差 5,500円(27,500円)

M1 Mac Book Air の上位下位モデル比較【ポイントはGPU】

Air と Pro の判断基準はTouch Bar・冷却ファンとバッテリー2時間に価格差分の価値を見出せるか」ということだが、その価格差は下位モデルと比較すると33,000円、上位モデルだと5,500円となる。

「33,000円も違うならAir の下位モデル一択じゃん」と思うがちょっと待って欲しい。賢い人ならお気付きだと思うが、Air の下位モデルはGPU性能が少し低いのだ。GPUはざっくり動画処理に関係してくるんだけど、1コア少ないことで15%程の性能差が生じるらしい(伝聞)。動画編集も視野に入れている身としては15%の性能差は無視できない。

ということで、Air のモデル比較も行いたい。

下位上位
GPU7コア8コア
ストレージ256GB~512GB~
価格(税込)115,280円142,780円

上表はAir上位下位それぞれのモデルの違いを表している。27,500円の価格差の中に

  • 動画処理性能15%向上
  • ストレージ容量256GB増量

が組み込まれている。ストレージ容量はApple公式なら22,000円でカスタム可能の為、実質5,500円でGPU15%UPということになる。前述の通り、私は動画編集を視野に入れている為、性能が15%向上するのであれば5,500円の課金に価値はあると感じる。ストレージ256GBに22,000円はずいぶん割高であるが、GPU15%UPには替えられない為 Air なら上位モデルを購入することにする。GPU8コアでストレージ256GBで価格がそれなりのモデルがあれば一番しっくりきていたのに、、、

M1 Mac Book Air 上位モデル VS M1 Mac Book Pro

Air下位モデルが土俵を降りたことで比較するべきはMac Book Air 上位モデルとMac Book Proということになった。改めてこの2機種の違いは「Touch Bar・冷却ファンの有無とバッテリー2時間」ということになり、ここに価格差分=5,500円分の価値を見出せるかが鍵となる。

細かい部分に着目すると、Proの方がディスプレイの最高輝度が100ニト高かったりトラックパッドが微妙に大きかったりするんだけど、体感できる違いはないと判断して比較項目からは除外する。

Touch Bar +ファン+バッテリー2時間=5,500円は安い寄りの普通

この3点に果たして5,500円分の価値があるのか。順に考察していく。

まずTouch Barに関して。何度か実機を触ったんだけどこれがカッコイイのよね。タッチ感度の良さは流石Appleで、実際に指で画面を触っているかのような操作性には感動した。でも多分使うことはない。でもないものが追加されるのはありがたい。

続いて冷却ファンに関して。Airにはファンがないから非常に静かに使うことができる。ファンが回転することによるPCの「頑張ってる感」は微塵もない。涼しい顔してあらゆる動作をこなすらしい(伝聞)。一方Proにはファンが搭載されている為、高負荷がかかれば当然ファンが回る。
よって、静音性はAirに軍配が上がる。しかし、ファンによって冷却できるということは、高負荷がかかった状態でも一定のパフォーマンスを発揮できるということに繋がる。M1チップ搭載Mac Book Proのファンが回るほどの負荷がかかる作業をするかどうかは別問題だが。

最後にバッテリーに関して。外で使用することが前提となるノートPCにおいて、バッテリーは持てば持つほど良い。これは2時間長持ちするProに軍配が上がるだろう。しかし、Airの18時間もだいぶ長い。外でPCを触る時間なんてせいぜい8時間くらいだと踏んでいる。18時間連続で電源に接続しないシチュエーションが現代日本であるだろうか。いやない。

この3点の総評は「あれば良い、でもなくても良い」というものになる。別に必須ではないのだ。だから悩む。この絶妙な価格設定は流石世界一の企業と言わざるをえない。

SSDストレージ容量を考慮すると価格差は10,500円

Mac Book ProのAirに対する付加価値は5,500円に相当する。これに対して、Airの付加価値は内部ストレージが倍の512GBになっているという点だ。しかし、SSDストレージ256GBに22,000円は高すぎる。ポータブルSSDであれば、容量がほぼ同じの240〜250GBくらいのものが5,000円ほどで購入できる。さらに、容量が約4倍の1TB(1000GB)でも15,000円程で購入できてしまう。

よって、Mac Book Air と Mac Book Pro の実質的な価格差は

  • Touch Bar +ファン+バッテリー2時間=5,500円
  • ストレージ容量250GB増量=5,000円
  • 5,500円+5,000円=10,500円

となる。

もちろん、内部ストレージが多いに越したことはない。Mac 一台で完結するのは非常に魅力的だ。が、果たしてそこに22,000円もの価値があるだろうか。私は動画編集をするにしてもフルHD60fpsの、長くても60分程度の動画しか編集しない。であれば、空容量が150GBもあれば十分だと思う。また、私はなるべく荷物を最小限にしたい派の人間だが、ポケットに入る程度であれば無視していいと思っている。最近のポータブルSSDは名刺サイズのものも増え非常にコンパクトになっている為、荷物としてのカウントから除外してもいいだろう。

M1 Mac Book Pro 256GB +ポータブルSSDが最適解

ということで、私の中での結論はMac Book Proの256GBモデルとポータブルSSD同時購入するという結論になった。これで約15万円でストレージ500GB越えのM1 Mac Book Pro を手に入れることができる。

が、この結論は多くの人からは共感されないだろう。というのも、実際のところ軽い動画編集であればAir で十分だからだ。今までは「ネットサーフィン、文書作成程度なら Air、動画編集などの高負荷作業はPro」という棲みわけがされていた。が、M1 Mac Book Air はその考えを覆してしまった。上位モデル(142,780円のやつ)であればProとほとんど変わらない性能を誇るらしい(伝聞)。今回 Pro の付加価値としたファンも、ファンレスの方が静かでいいという考えもある。そう、普通に Mac Book を使いたい人であれば Air こそが最適解なのだ。

そこであえて Pro を選んだ理由、それは「カッコイイから」である。結局のところ、使いたいものを使うのが一番なのだ。

  • Airより110g重いボディ → ずっしりとした重厚感、たまらん
  • 使うかわからないTouch Bar → Proにしかない機能、たまらん

と言った感じで脳内変換がされてしまっている。ので Mac Book Pro を近々購入します。そして使用感も記事にします。

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この記事を書いた人

トミオです。超ホワイト大手メーカーからITベンチャーに転職した26歳のサラリーマンです。ガジェットやホテルを中心に、生活に役立つ情報を発信していきます。twitterもやっているのでそちらもご覧ください

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