加賀百万石の城下町金沢。北陸屈指の観光都市であり、旅行好きの私もこれまで2回ほど訪れている。
2020年12月に3回目の金沢観光をしたが、その時に宿泊したホテル「雨庵金沢」が最強だったので紹介したい。
この記事では
- 金沢観光でおすすめの宿泊先が知りたい!
- 雨庵の客室やサービスが知りたい!
という声に答えていきます。
【結論】雨庵金沢が最適な理由
雨庵 金沢が最強な理由はタイトルにもある通り
- 洗練された和モダンな内装
- 無料の宿泊者限定サービス
- 観光に最適な立地
この3点に集約されるんだ。
『「金沢の雨」まで、旅の魅力に』をコンセプトに、雨であっても金沢観光が楽しい時間となるような工夫が随所に施されている。名前の「雨庵」には、このコンセプトがこめられているんだ。
さて、早速各項目の詳細を紹介していく。
洗練された和モダンな内装
雨庵金沢の内装は明るい色調の木材を数多く使用しており、コンクリートとの絶妙なバランスが和モダンな空間を演出している。ホテルに泊まりたいけど「和」な空気も味わいたい方にはぴったりな内装になっている。
ロビーには雨の字を象った
こんなアート作品があったり、雰囲気作りにも余念がない。ロビーはホテルの顔とも呼べる存在なので、こういった工夫がされているとチェックインの時から期待が持てる。
「ハレの間」というラウンジもあり
小上がりの部分で金沢に関する書籍(観光や伝統工芸などの雑誌)を楽しむことができる。
ちなみに正面の棚に置いてある作品は購入することもできる。気に入った作品に出会えたら金沢旅行の思い出に購入するのも良いだろう。
客室紹介【スーペリアツイン】
とはいえ、ロビーやラウンジが良くても客室が悪かったら意味がない。ホテルを選ぶにあたって最も重要なのは一番長い時間を過ごす客室だ。
今回宿泊したのは「スーペリアツイン」で、雨庵 金沢の客室の中で下から2番目のランクの客室だ。ラ
ンクが低い分宿泊料金も抑え目で、楽天トラベルであれば素泊まり19,000円から宿泊できる。
しかし低ランクと言って侮ることなかれ。坪庭がついた和モダンな客室は、城下町金沢の情緒を十分に感じさせてくれるんだ。
ベッドルーム
これがスーペリアツインのベッドルーム。明るめの木材を基調とした落ち着いた客室だ。奥がバスや洗面台になるんだけど、スマブラのマークにクリソツなしきり扉の丸窓が和な空気を演出している
ベッドは170cmの男性が大の字で寝れる広さがあり、観光で疲れた体をしっかり休めることができる。
ベッドの奥には2人がけのテーブルがあり、ひがし茶屋街などで購入してきた和菓子をゆったり楽しむのも良いだろう。
バス・洗面台
しきり扉の奥は洗面台になっていて、そのさらに奥に坪庭がある。
洗面台の鏡は特別大きくはないが、2人で並んで使うことはできるくらいだと思ってくれたらいい。
ちなみにこの部屋に備え付けられているドライヤーはダイソン製の物凄くいいやつだった。下から2番目の低ランク客室なので、おそらく全室ダイソンのドライヤーなんだと思う。
洗面台がある廊下の左手の扉を開けるとバスルームとトイレがある。バスルームとトイレは扉で仕切られており、シャワーを浴びる時に縮こまる必要もない。
特筆すべきはこのバスルームで、さながら新築マンションのようなバスルームで非常に使い勝手がいい。湯船も余裕で脚を伸ばすことができ、さらにジェットバスも完備している。
また、肩湯(肩口にお湯がかかるシステム)まで搭載されており、旅先で最高のお風呂体験を味わえる。
寒いからといって肩まで浸かるとあっという間にのぼせてしまうので、肩のみにお湯がかかる肩湯は個人的にありがたかった。
充実した3つの無料宿泊者限定サービス
和モダンなホテルなんて最近いくらでもあるでしょと思った皆さん、ちょっと待ってほしい。雨庵金沢は内装と客室だけでは終わらないんだ。
雨庵金沢の宿泊者は下記3つのサービスを無料で受けることができる。
- 加賀棒茶、コーヒー、ジュースが無料
- お茶菓子が無料
- 21時〜23時はお蕎麦が無料
加賀棒茶、コーヒー、ジュースが無料
宿泊者はここから自由に飲み物を飲むことができる。ロビーで飲むことも可能だし、紙コップ(スタバでホットを頼むと入れてくれるタイプ)に入れて客室に持っていくこともできる。
このスタンドの常備されている
- 加賀棒茶
- オレンジジュース
- りんごジュース
- 水
の4種類に加えて、このスタンドの左側にあるコーヒーメーカーから飲めるコーヒーの計5種類の飲料を無料で楽しむことができる。
客室から汲みに来るのが面倒だという人は、チェックイン時に持っていくのがおすすめだ。
また、ホテルから出かける際にコーヒーを一杯持ち出せるのは個人的にありがたかった。外で買う手間とお金を省けるし、寒い日には暖かいコーヒー持てるだけで嬉しい。
お茶菓子が無料
ジューススタンドの右横にお茶菓子が置いてあり、これも自由にいただくことができる。
ラインナップは
- こんぺいとう
- 柴船(生姜風味の煎餅)
の2種類である。
こんぺいとうは日本国民であればみんな知っているだろう、カラフルな星形をした小さくて甘いあいつである。
柴船は結構生姜の風味が強いので、苦手な人にはおすすめしない。
この2つは小皿にとって客室に持ち込むこともできる。他の宿泊客のことを考えて、1部屋1皿でいただくのが無難だろう。
21時〜23時はおそばが無料
雨庵のラウンジでは21〜23時に無料でお蕎麦を提供してくれる。ラウンジにいるスタッフに声をかければ出してくれるオーダースタイルとなっており、好き勝手に取れるものではないためご注意いただきたい。
量は半人前程度であり、これを晩御飯代わりにするのはあまりおすすめしない。金沢は美味しい食べ物が多いので、外で食事をしてから締めの1杯にするのが良いだろう。
ちなみに2杯目も頼むことができる。おそらく3杯目も不可能ではないだろう。スタッフに苦笑いされる覚悟がある人はぜひ注文してもらいたい。
観光に最適な立地
出典:雨庵金沢公式
地図を見て貰えばわかるが、雨庵金沢は金沢を代表する観光地
- 兼六園
- 金沢城公園
- 21世紀美術館
のほど近くに位置しているのがわかる。「観光地近いのいいじゃん!」というところに目が行きがちだが、この立地の本当の魅力はそこではない。
金沢観光に欠かせないバスの活用
雨庵金沢の上に「武蔵ヶ辻・近江市場」という地名を確認できる。これはバス停の名前で、金沢には市内の主要観光地をめぐるバスが運行しているんだ。上の3つに加え
- 片町(金沢の繁華街)
- 長町武家屋敷跡(江戸時代の街並みを楽しめる景観区域)
- ひがし茶屋街(美味しいフルーツ大福が買える茶屋街)
- にし茶屋街(芸妓さんに会える茶屋街)
- 妙立寺(2階建の外見なのに7層になってる不思議忍者寺)
といった観光地を回ってくれる。
さらにバスにはいくつか種類があり、効率的に金沢観光をするには
- 観光周遊バス(右回り左回り)
- JR西日本バス
- 北鉄バス
といったバスの活用が必須になる。これらのバスは600円で購入できる1日フリーパスで乗車できるため、ぜひ活用してもらいたい。
そして、雨庵金沢に近い「武蔵ヶ辻・近江市場」には、この全ての路線が集結している。使いたい路線をフレキシブルに選択できるため、効率的な金沢観光を実現してくれるんだ。
トミオ「バスを制するものは金沢観光を制する!」
ということで、雨庵金沢に宿泊すれば金沢観光に必須となるバスを制することができるんだ。
【まとめ】雨庵金沢が最適な理由
雨庵金沢が最適な理由は
- 洗練された和モダンな内装
- 無料の宿泊者限定サービス
- 観光に最適な立地
ということになる。
普段乗り慣れていない土地のバスに乗るのは難しく感じる人も多いと思うが、雨庵金沢に宿泊すればターミナルバス停が近くになるのでかなり観光しやすくなるだろう。
和モダンな内装で心地良い時間を過ごせるだけでなく、金沢観光をスムーズに進めてくれる非常におすすめのホテルなので、金沢に行く機会があったらぜひ試してほしい。
予約は皆さんが使っている宿泊予約サイトからするのが、ポイントも溜まってオススメだ。
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