バイク初心者が札幌から宗谷岬を一泊二日で往復するオススメルートを紹介【北海道ツーリング】

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ライダーの聖地北海道の中でも別格の存在感を誇っているのが、日本最北端の地である宗谷岬。

350km以上の距離がある札幌宗谷岬間をバイクの免許取得4日目で一泊二日で往復した私が、宗谷岬初心者へ向けたオススメ走行ルートを紹介します!!

  • 札幌から宗谷岬までのルートが知りたい
  • 行きと帰りは別の道を走りたい
  • 高速は使ったほうがいい?使わないほうがいい?

という方は、この記事を読めばその答えが書いてあります!

忙しい社会人の方でも走破可能なルートなので、ぜひ見ていってください。

さて、宗谷岬までのルートの紹介に入る前に、札幌宗谷岬間を一泊二日で攻略するために重要となる考え方を伝えます。

目次

【重要】観光地には一切寄らずにひたすら走り続ける

残念なお知らせですが、一泊二日で札幌宗谷岬間を往復するには、道中観光地に寄っている時間はありません。

約700kmもの距離を二日で走破することになるので、基本的にはずっと走りっぱなしです。

よって、

・走るだけで楽しいルートを選定する

・レンタルバイクの場合は一番早い時間で出発する

といった点が重要となります。

私が走った時の出発時間と到着時間は

スクロールできます
出発地出発時刻到着地時刻
1日目レンタルバイク札幌10:00ホテルニューチコウ18:30
2日目ホテルニューチコウ07:00レンタルバイク札幌18:30

こんな感じなので、とにかく長時間走行が絶対になります。

ちなみに、ホテルニューチコウは稚内市にあるビジネスホテルです。

出典:ホテルニューチコウ

宗谷岬まで30分ほどかかりますが、徒歩圏内にコンビニと薬局があるので買い物には困りません。

画像の4人部屋に宿泊しましたが「真冬のツーリング装備+1泊分の荷物+ヘルメット」を4人で持ち込んでも広々使うことができました。

300km以上走っているので、休息をとるためにも宿泊地は快適な場所を選びましょう。

では、「長時間走行しても飽きず、一泊二日で往復できるルート」を紹介していきます。

【オススメルート】行きはオロロンライン、帰りは高速道路を使う

札幌宗谷岬間を一泊二日で攻略するには、行きはオロロンラインを、帰りは高速道路を使ってしまうのがオススメです。

ざっくりそれぞれの理由を紹介すると

行きにオロロンラインをオススメする理由

  • 走りやすく見どころが多くて飽きない
  • 一日目は二日目より時間がある為下道でも問題ない
  • 海側を北上していく感覚が楽しい

帰りに高速を道路をオススメする理由

  • とにかく早く帰れる
  • 山間部の走りを楽しめる

こんな感じです。

もう少し具体的にお話します。

【行きのルート】石狩からオロロンラインで日本海沿いを北上する

オロロンライン

オロロンラインは小樽から稚内までを結ぶ(石狩から稚内までを指す場合もある)全長約320kmの一般道です。

宗谷岬を目指す際は必ず候補に上がるルートですが、札幌からの場合は石狩からオロロンラインに合流するのがオススメです。

札幌市内から30分しない内にオロロンラインを構成する道路である国道231号線に出ることができるので、あとはひたすら北上すればOKです。

札幌市内さえ抜けてしまえば交通量も激減する為スムーズに進むことができます。

出発から1時間ほどの場所に道の駅石狩あいろーど厚田があるので、休憩もできてオススメです。

道の駅駐車場

せっかくだし小樽から全ルート攻略だ!

なんてことを考えてわざわざ小樽まで行くと中々の遠回りになるので、やめておいた方がいいです。

変なこだわりは捨て、確実に宗谷岬を目指しましょう。

オロロンラインの見所3つ【日本海側の景色、サロベツ湿原、オトンルイ風力発電所】

サロベツ国立公園看板とオトンルイ風力発電所

オロロンラインは見所が多いから飽きないとお伝えしていますが、実際に私トミオが目にして感動したスポットを3つ紹介します。

道自体が観光スポット→雄大な海、度々現れるトンネル、適度なワインディング、一面に広がる平原

まず1つ目はオロロンラインです。断じて手抜きではございません。

オロロンラインはバイク乗りや車乗りにとっては道自体が観光スポットに感じられるほど、走るのが楽しい道です。

距離としては300km以上あるので

流石に飽きるんじゃない?

と思うかもしれませんが、

  • 時間の経過とともに波の立ち方で表情が変わる日本海
  • オロロンライン序盤に現れる連続トンネル
  • 中盤の適度なワインディングロード
  • 本州以南では味わえない広大な丘陵地帯

これらの変化があるおかげで本当に走ってて飽きません。

これから走る道が真っ直ぐ地平線まで伸びている景色を見るとテンション上がりますよね。

オロロンラインではそんな景色を見ることができるんです。

サロべツ湿原・・・東京ドーム約1,400個分の広さがあり、高層湿原としての面積は日本最大

お次はサロベツ湿原です。

オロロンラインの終盤に出てくる湿原で、高層湿原としての面積は日本最大を誇り、ラムサール条約にも登録されています。

実際には隣を通過する感じになりますが、通り過ぎるだけでもスケールの大きさに感動します。

目の前の景色には湿原と空しかなく、世界の果てにいるような気さえしました。

日本にいながら大陸を感じることができる、オロロンライン以外では味わうことができない感動があります。

オトンルイ風力発電所・・・3kmに渡って風力発電の風車が立ち並んでいる風力発電所

オトンルイ風力発電所の駐車場

最後はオトンルイ風力発電所です。

オトンルイとはアイヌ語で「浜にある道」という意味があり、文字通り海沿い3kmに渡って28基もの風力発電のプロペラが立ち並んでいます。

人工物が何もない平原に、いきなり巨大な風力発電のプロペラが立ち並んでいる光景はまさに圧巻の一言です。

バイクを運転しながら

トミオ

すっご、、、、、、

と呟き、本当に開いた口がしばらく塞がりませんでした。

正直、ここだけを見るだけでもオロロンラインを走る価値はあると私は思っていますので、ぜひ寄ってください。

近くに駐車場もあるので、バイクや車を停めて写真を撮影するもよし、コーヒー片手にぼーっと風車を眺めるもよし、大自然と巨大な人工物の共演を楽しんでください。

【帰りのルート】浜頓別町から内陸部を南下し、士別剣淵ICから高速に乗る

宗谷岬からの帰りは、内陸部を南下して高速道路に乗るルートがオススメです。

メリットは以下の通り。

  • 行きの海沿いとは違った景色を楽しむことができる
  • 高速道路で早く帰ることができる

一泊二日のチャレンジなので、帰りは行きよりも時間がありません。

行きと違う道を走り、なおかつ早く札幌に戻るためには内陸部と高速道路の走行は必要不可欠なのです。

北海道道北の内陸部の見所【日本とは思えない丘陵地帯】

道北の内陸部はドラクエの最初のステージみたいな丘陵地帯が広がっているため、オロロンラインとはまた違った魅力があります。

見渡す限りの丘陵地帯の真ん中をバイクで走っていると、稀に農家や民家が現れたりします。

周りにはコンビニもスーパーも何もないので

トミオ

この人たちはどうやって暮らしているんだろう

と、見知らぬ人の生活に想いを寄せながら走るのも個人的に楽しかったりします。

南下していくにつれ山間の道を走ったり、大きな川と並走したりするので、景色の変化が楽しく走っていて飽きが来ません。

士別剣淵ICから高速道路に乗る理由【時間に余裕を持って帰れる】

士別剣淵ICから高速に乗るためには、宗谷岬から200kmも南下する必要があります。

せっかくの北海道なのに高速乗るなんてもったいない!!

その気持ちはよくわかりますが、高速に乗るまで200km走っているので時間的、体力的、精神的にもしんどくなってきます。

なので、帰りは高速道路に乗ることを強くオススメします。

特に時間に関して、私は朝8:00頃に宗谷岬を出発し、札幌のレンタルバイク店に18:30に到着しました。

走行時間は10時間30分。

これは士別剣淵ICから高速に乗った時の所要時間です。

ちなみにバイクの返却時間は19:00だったので、結構ギリギリでした。

レンタルバイクで行く人は高速道路に乗らないと確実に後悔します。

初心者が一泊二日で札幌宗谷岬間を往復するためのオススメルート

ということで、バイク初心者が札幌宗谷岬間を一泊二日で往復するためのオススメルートは

行き:石狩からオロロンラインで北上
帰り:浜頓別町から内陸部を南下し、士別剣淵ICから高速道路を走行

となります。

私が実際に走った時は、二日間の走行距離が769kmでした。

紹介したルートなら一泊二日で札幌と宗谷岬を往復できます。

忙しいサラリーマンでも日本先北端の地を踏むことができるので、コロナが収束したらぜひチャレンジしてください!

札幌と稚内のおすすめホテルはこちら

私が一泊二日往復チャレンジをした際に宿泊したホテルを紹介しています。

利便性、コスパに優れた良宿なので、ツーリングを計画している方は参考にしてみてください!

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この記事を書いた人

トミオです。人事、エンジニア、人材営業を経て人事に戻ってきたアラサーサラリーマンです。バイクやホテルを中心に、役立つ情報を発信していきます。

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